看護の統合 · 終末期・遺族への支援
喪失と悲嘆に寄り添う看護
悲嘆は大切な人や健康、役割などを失った時に生じる多様な反応であり、表し方と経過には個人差がある。決まった順番や期限に当てはめず、その人の関係や文化、生活への影響を理解する。
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。
原理をつかむ
悲嘆は大切な人や健康、役割などを失った時に生じる多様な反応であり、表し方と経過には個人差がある。決まった順番や期限に当てはめず、その人の関係や文化、生活への影響を理解する。 看護の統合では、個々の知識を状況に応じて組み合わせる。自分だけで完結させず、チームの役割、資源、継続性を考え、実施した結果から次の判断を修正する。
観察で確かめる
話したいこと、感情と身体反応、睡眠と食事、日常生活、支えとなる人、孤立、安全に関わる訴えを確認する。 単発の値や一度の印象だけで判断せず、いつから、どの場面で変わったか、普段との差は何かを整理する。
場面から判断する
家族を亡くした人が涙を見せず、周囲が悲しんでいないのではないかと話している。 この場面では、涙の有無で評価せず、本人の表現と必要としている支援を丁寧に確かめる。得られた情報と、その情報から考えたことを分け、対応後にも同じ観点で変化を確かめる。
安全と尊厳を守る
早く忘れるよう促したり、支援者の価値観で意味づけたりしない。生活が大きく損なわれる状態や安全の懸念がある場合は専門的支援につなげる。 わからない点や自分の役割を超える対応は、教員・指導者・担当者へ具体的に相談する。
他の学びとつなぐ
悲嘆をすべて病気とみなす必要はない一方、強い抑うつや自傷の危険を見過ごさないことが重要になる。経過、生活への影響、安全を合わせてみる。 このつながりを踏まえ、観察する理由を自分の言葉で説明すると、別の事例でも知識を使いやすくなる。
読んだ内容を、思い出せる知識に。
アプリではこの教材に関連する3問の問題と、用語の解説・書き込み・PDF出力を利用できます。
アプリでこの項目を復習する →関連する知識
看護の統合の教材をすべて見る →参考資料・出典
医学・看護の学習資料を参照して作成した解説です。引用元の更新や授業での扱いも確認してください。
- 大切な人・身近な人を亡くされたあなたへ:グリーフについて ↗名古屋市
- 緩和医療科:診療について ↗国立がん研究センター中央病院
- 看護職の倫理綱領 本文 ↗日本看護協会
- こころの情報サイト ↗国立精神・神経医療研究センター