からだの構造 · 心臓・血管・循環
冠循環と心筋の酸素需給
心筋自身を養う血流と酸素消費の釣り合いが、心臓の持続的な収縮を支える。
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。
構造と役割
冠動脈は大動脈基部から分かれ、心筋へ血液を送る。左冠動脈は主に前下行枝と回旋枝へ分かれ、右冠動脈も心筋の広い領域を養う。分布には個人差があり、表面の血管と心腔内の血液供給を混同しない。
しくみを順に理解する
左心室の心筋血流は、収縮時に心筋内血管が圧迫されるため主に拡張期に流れる。心拍数、収縮力、壁応力が増すと酸素需要が増えやすい。頻脈は需要増加と拡張期短縮の両方から需給を不利にしうる。
ほかの機能との関係
供給は冠血流だけでなく、血中の酸素含量にも依存する。冠動脈狭窄、低血圧、貧血、低酸素血症などは異なる経路で供給不足に関わる。冠血流の低下による虚血と、壊死が起きた心筋梗塞は区別する。
看護につながる観察
胸痛は部位、持続、性質、誘因、放散、呼吸困難、冷汗などを確認し、発症時刻を記録する。心筋虚血は典型的な胸痛を欠く場合もある。症状だけで否定せず、心電図や検査を含む速やかな評価へつなげる。
理由から考えるミニケース
著しい頻脈が心筋の酸素需給を悪化させうる理由はどれか。 頻脈は心筋の仕事量を増やし、拡張期を短縮する。需要と供給の両面から症状や循環の変化を考える。
読んだ内容を、思い出せる知識に。
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医学・看護の学習資料を参照して作成した解説です。引用元の更新や授業での扱いも確認してください。
- OpenStax Anatomy and Physiology 2e 第19章:心臓 ↗OpenStax, Rice University
- OpenStax Anatomy and Physiology 2e 第20章:血管と循環 ↗OpenStax, Rice University