まなびの脈

からだの構造 · 消化・栄養・代謝

胃・胃酸・内因子

食物を一時的にためて混和し、酸と酵素で消化を進めながら吸収に必要な因子を分泌する。

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消化器系
消化器系 · OpenStax College · CC BY 3.0 · 画像の出典
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図の日本語ガイド

食物が通る管と、消化を助ける付属器官を見分ける。

Mouth
口
Pharynx
咽頭
Esophagus
食道
Stomach
胃
Liver
肝臓
Gallbladder
胆嚢
Pancreas
膵臓
Duodenum
十二指腸
Jejunum
空腸
Ileum
回腸
Rectum
直腸
Spleen
脾臓

食物の通り道を、口→咽頭→食道→胃→十二指腸・空腸・回腸→大腸→直腸→肛門の順でたどります。肝臓、胆嚢、膵臓の中を食物がそのまま通過するわけではありません。これらは分泌や代謝を通して消化・吸収を支えます。

胆汁は肝臓で作られ、胆嚢はその貯蔵・濃縮に関わります。図にある脾臓は隣の臓器との位置関係を示しており、消化管や消化液を作る器官として分類しません。腹部症状を見るときは、場所に加えて食事との関係、嘔吐、排便の変化など、どの機能が変わったかも考えます。

構造と役割

胃は噴門、胃底、胃体、幽門などに分けられ、内容物を混ぜて少量ずつ十二指腸へ送る。壁細胞は塩酸と内因子、主細胞はペプシノゲンなどを分泌する。粘液と重炭酸を含む防御機構が胃粘膜を守る。

しくみを順に理解する

胃酸はタンパク質を変性させ、ペプシノゲンの活性化を助ける。ペプシンはタンパク質分解に関わる。酸分泌は迷走神経、ガストリン、ヒスタミンなどで促されるが、酸性化による抑制機構もあり調節される。

ほかの機能との関係

内因子は後に回腸でビタミンB₁₂が吸収されるために必要となる。胃切除や自己免疫性の壁細胞障害では、消化の変化に加えてB₁₂不足のリスクがある。胃の障害を胃の中だけの問題と考えない。

看護につながる観察

食後の痛み、早期満腹感、嘔吐、吐血、黒色便、食事量の変化を観察する。酸分泌抑制薬は薬効分類によって作用点が異なる。出血が疑われる場合は見た目の量だけでなく循環や意識の変化も確認する。

理由から考えるミニケース

胃の壁細胞機能が長期に失われたとき不足に注意する栄養素はどれか。 壁細胞由来の内因子が不足すると、回腸でのビタミンB₁₂吸収が障害されうる。胃と小腸、造血・神経機能を関連づける。

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参考資料・出典

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