からだのしくみ · 消化・栄養・代謝
脂質・リポタンパク・ケトン体
脂肪は高密度の燃料と膜の材料となり、水に溶けにくいため専用の粒子で運ばれる。
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。
構造と役割
中性脂肪はグリセロールと脂肪酸からなり、脂肪組織に蓄えられる。リン脂質は細胞膜、コレステロールは膜やステロイドホルモン・胆汁酸の材料に関わる。コレステロールを全て不要物と考えるのは正しくない。
しくみを順に理解する
血中では脂質がタンパク質と組み合わさったリポタンパクとして運ばれる。キロミクロンは食事由来、VLDLは肝由来の中性脂肪輸送などに関わる。LDLやHDLは粒子の種類であり、善悪の二語だけでは代謝を説明できない。
ほかの機能との関係
脂肪酸のβ酸化はアセチルCoAを生み、エネルギー産生へつながる。肝は絶食時などにケトン体を作り他組織の燃料を支えるが、重いインスリン不足では産生が過剰となりアシドーシスを伴うことがある。
看護につながる観察
栄養評価では摂取脂肪の量と質、体重変化、代謝状態をみる。ケトン陽性だけで糖尿病性ケトアシドーシスと断定せず、血糖、pH、症状と合わせる。吐き気、腹痛、深い呼吸、意識変化は重要な情報である。
理由から考えるミニケース
ケトン体について適切なのはどれか。 ケトン体は生理的な代替燃料にもなる。産生が過剰で利用・排泄との釣り合いが崩れる病態では、アシドーシスの評価が必要となる。
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医学・看護の学習資料を参照して作成した解説です。引用元の更新や授業での扱いも確認してください。
- OpenStax Anatomy and Physiology 2e 第24章:代謝と栄養 ↗OpenStax, Rice University