からだのしくみ · ホルモンと内分泌
副腎髄質・カテコールアミン
神経からの急な指令が血中ホルモンへ変わり、心臓、血管、気道、代謝を調整する。
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。

Original image, unchanged. English labels retained. 図中の言語は原資料に従います。
図の日本語ガイド
内分泌器官の位置と、近接していても役割の異なる構造を区別する。
- Pineal gland
- 松果体
- Thalamus
- 視床
- Pituitary gland
- 下垂体
- Thyroid cartilage of the larynx
- 喉頭の甲状軟骨
- Thyroid gland
- 甲状腺
- Parathyroid glands (on posterior side of thyroid)
- 副甲状腺(甲状腺の背面)
- Thymus
- 胸腺
- Adrenal glands
- 副腎
- Pancreas
- 膵臓
- Ovaries (female)
- 卵巣
- Testes (male)
- 精巣
- Uterus
- 子宮
頸部の拡大図では、蝶形の甲状腺と、その背面の小さな副甲状腺を区別します。甲状軟骨は名前が似ていますが、甲状腺ホルモンを作る器官ではありません。同じように、副腎は腎臓の上方に位置する別の器官です。
頭部の拡大図にある Thalamus は「視床」です。「視床下部」と読み替えないでください。視床下部から下垂体への調節経路はこの図だけでは十分に描かれていないため、ホルモン軸の記事と合わせて学びます。
卵巣と精巣は位置を比較するため同じ模式図に示されています。各器官の位置を覚えたら、何を分泌し、どこに受容体があり、どんな変化を起こすかを別の矢印として考えます。ホルモンは全身を循環しても、すべての細胞に同じ作用を及ぼすわけではありません。
構造と役割
副腎髄質のクロム親和性細胞はアドレナリンとノルアドレナリンを合成・分泌する。交感神経節前線維からのアセチルコリン刺激が主な合図である。心臓、血管、気管支、肝、脂肪などのアドレナリン受容体が標的となる。
しくみを順に理解する
β₁刺激は心拍・収縮力、β₂刺激は気管支平滑筋弛緩など、α₁刺激は多くの血管で収縮に関わる。低血糖や運動、恐怖などで分泌が変わる。調節は神経性が中心で、刺激の終了と代謝・取り込みによって作用が減り、典型的な三段階の前葉軸とは異なる。
ほかの機能との関係
褐色細胞腫などの過剰では高血圧、頭痛、発汗、動悸が起こりうる。単独の髄質ホルモン不足は交感神経系の代償もあり典型的欠乏症としては扱いにくい。血中または尿中のメタネフリンなどと画像で評価し、採取条件を確認する。
看護につながる観察
分泌性腫瘍ではα遮断などで状態を整え手術することがあり、β遮断を使う場合の順序は専門的管理が重要である。カテコールアミン薬は救急・循環管理にも使うが作用は受容体と状況で異なる。看護では血圧、脈拍、胸痛、発汗、末梢循環を追う。
理由から考えるミニケース
アドレナリンが心臓と気道へ異なる効果を示す理由はどれか。 ホルモンは血流で広がっても、標的細胞の受容体に応じて反応が変わる。β₁とβ₂の作用を臓器と対応させる。
読んだ内容を、思い出せる知識に。
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医学・看護の学習資料を参照して作成した解説です。引用元の更新や授業での扱いも確認してください。
- OpenStax Anatomy and Physiology 2e 第17章:内分泌 ↗OpenStax, Rice University
- OpenStax Anatomy and Physiology 2e 第15章:自律神経 ↗OpenStax, Rice University
- 褐色細胞腫・パラガングリオーマの治療 ↗National Cancer Institute / NIH