からだのしくみ · 腎臓・体液・酸塩基
ナトリウム・カリウムの分布と調節
主要イオンの細胞内外の偏りが、浸透圧と神経・筋の電気的活動を支える。
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。
構造と役割
Na⁺は細胞外液の主な陽イオン、K⁺は細胞内液の主な陽イオンである。細胞膜とNa⁺/K⁺ポンプが分布差を維持する。血液検査は主に細胞外の濃度を見ており、体内総量や細胞内量をそのまま表すわけではない。
しくみを順に理解する
腎臓はNaとKの排泄を調節する。アルドステロンは遠位部のNa再吸収とK排泄を促す。インスリンやβ₂刺激などはKを細胞内へ移し、血清Kを低下させうる。排泄と細胞内外移動は異なる機序である。
ほかの機能との関係
K異常は心筋や骨格筋の興奮性に影響し、不整脈や脱力につながりうる。採血時の溶血で見かけ上高Kとなる場合もあるが、危険な異常を安易に誤差扱いしない。値と採血条件、心電図、症状を合わせて評価する。
看護につながる観察
腎機能、尿量、摂取量、嘔吐・下痢、利尿薬などを確認する。K製剤は投与方法と濃度の確認が極めて重要で、静脈内への急速な直接注入は行わない。補正は処方と施設の手順に従い、経過を観察する。
理由から考えるミニケース
インスリン投与で血清Kが低下しうる直接的な機序はどれか。 インスリンはKの細胞内移動を促す。血清値の低下は、直ちに体外へ排泄されたことを意味しない。
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医学・看護の学習資料を参照して作成した解説です。引用元の更新や授業での扱いも確認してください。
- OpenStax Anatomy and Physiology 2e 第26章:体液・電解質・酸塩基 ↗OpenStax, Rice University
- OpenStax Anatomy and Physiology 2e 第17章:内分泌 ↗OpenStax, Rice University