まなびの脈

からだのしくみ · 呼吸の構造と機能

肺胞・サーファクタント・コンプライアンス

薄い交換面を保ちながら肺胞を開きやすくする仕組みが、呼吸の仕事量を減らす。

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看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。

呼吸細気管支と肺胞
呼吸細気管支と肺胞 · OpenStax College · CC BY 3.0 · 画像の出典
Original image, unchanged. English labels retained. 図中の言語は原資料に従います。
図の日本語ガイド

気道の末端で、空気と血液が接近する仕組みを理解する。

Terminal bronchiole
終末細気管支
Respiratory bronchiole
呼吸細気管支
Smooth muscle
平滑筋
Alveolar duct
肺胞管
Alveolar sac
肺胞嚢
Alveolus
肺胞
Alveolar pores
肺胞孔
Capillaries
毛細血管
Deoxygenated blood from pulmonary artery
肺動脈から来る酸素の少ない血液
Oxygenated blood to pulmonary vein
肺静脈へ向かう酸素の多い血液

上から終末細気管支、呼吸細気管支、肺胞管、肺胞へ進みます。肺胞を取り巻く毛細血管が、空気と血液の接点です。酸素は肺胞内から血液へ、二酸化炭素は血液から肺胞内へ、それぞれの分圧差に従って移動します。空気と血液そのものが混ざるわけではありません。

青と赤は酸素化の違いを強調する模式的な色です。肺動脈にも酸素がまったくないわけではありません。ガス交換には空気が届くことと血液が流れることの両方が必要です。気道が開いていても血流が不足すれば、その部分の換気を十分に利用できません。

構造と役割

肺胞は広いガス交換面を形成する。I型肺胞上皮細胞は薄く、毛細血管内皮などと呼吸膜を作る。II型肺胞上皮細胞はサーファクタントの産生と上皮の修復に関わる。肺胞マクロファージは異物などの除去に参加する。

しくみを順に理解する

液で覆われた肺胞表面には表面張力が働き、肺胞を小さくする方向の力となる。サーファクタントは表面張力を下げ、肺胞の安定と拡張を助ける。欠乏や機能低下では虚脱しやすく、呼吸の仕事が増える。

ほかの機能との関係

コンプライアンスは圧変化に対する容積変化で、肺の広がりやすさを表す。線維化などで低下し、気腫では高くなりうるが弾性収縮力は低下する。広がりやすいことが、そのまま健常であることを意味しない。

看護につながる観察

早産児ではサーファクタント不足が呼吸障害の一因となる。成人でも肺胞障害によりガス交換や安定性が損なわれる。呼吸数、努力、酸素化、呼吸音を追い、換気圧などの数値だけで肺の状態を評価しない。

理由から考えるミニケース

サーファクタントの主な作用はどれか。 表面張力の低下により肺胞は開きやすくなり、虚脱しにくくなる。肺胞の薄さと安定性はガス交換を支える別々の要素である。

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参考資料・出典

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