地域・在宅看護 · 地域の保健機関:相談・検査・調整の役割
地域の保健機関:相談・検査・調整の役割
保健所、市町村保健センター、地方衛生研究所は、異なる役割を持ちながら地域の健康を支えます。
この教材で学ぶこと
保健所の設置と範囲
保健所は都道府県だけでなく、指定都市、中核市その他政令で定める市や特別区にも設置されます。市という名称だけで設置の有無を決めることはできません。具体的な窓口を探す際は、その地域の所管を確認し、名称が似た施設と同じものと決めつけないようにします。
この段落の参考資料
- 地域保健法(昭和22年法律第101号) ↗厚生労働省
- 地域保健 ↗厚生労働省
診療だけではない公衆衛生
地域保健法第六条には、保健所が企画、調整、指導などを行う事項として、栄養・食品衛生、環境衛生、精神保健、感染症予防などが列挙されています。病気の人への診療だけを行う施設という理解では、その役割を十分に表せません。住民の健康を集団と環境の側から支えます。
この段落の参考資料
- 地域保健法(昭和22年法律第101号) ↗厚生労働省
- 地域保健 ↗厚生労働省
身近な健康相談の施設
市町村保健センターは、住民への健康相談、保健指導、健康診査など地域保健事業を行うための施設です。入院病床を持つ病院や、介護保険の給付認定をする役割と同じではありません。実際の事業内容と実施方法は各市町村の案内を確認します。
この段落の参考資料
- 地域保健法(昭和22年法律第101号) ↗厚生労働省
- 地域保健 ↗厚生労働省
地方衛生研究所の働き
地方衛生研究所は、公衆衛生のための試験・検査、情報の収集・解析・提供、調査研究、研修指導などを行います。住民一人ひとりの診察を行うことだけが中心ではありません。検査や情報分析の専門性により、地域の公衆衛生を支える役割として位置付けられています。
この段落の参考資料
- 地域保健法(昭和22年法律第101号) ↗厚生労働省
- 地域保健 ↗厚生労働省
平時の準備と自治体間の支援
感染症のまん延などに備える健康危機対処計画は、発生してから考え始めるだけでなく、平時から計画的に準備するためのものです。また都道府県は、市町村の求めに応じ技術的援助を行うよう努める立場でもあります。各機関を孤立した窓口ではなく、準備と支援でつながる体制として理解します。
この段落の参考資料
- 地域保健法(昭和22年法律第101号) ↗厚生労働省
- 地域保健 ↗厚生労働省
読んだ内容を、思い出せる知識に。
アプリではこの教材に関連する5問の問題と、用語の解説・書き込み・PDF出力を利用できます。
この項目の問題へ進む →関連する知識
地域・在宅看護の教材をすべて見る →参考・更新情報
参考資料・出典
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。
医学・看護の学習資料を参照して作成した解説です。引用元の更新や授業での扱いも確認してください。
- 地域保健法(昭和22年法律第101号) ↗厚生労働省
- 地域保健 ↗厚生労働省