倫理・制度 · 援助を断る理由
援助を断る理由:意思と理解を確かめる
患者が提案された援助や治療を断ったとき、すぐに非協力的だと評価しない。痛みへの不安、費用、生活の事情、過去の経験、説明の理解不足など、異なる理由がありうる。まず本人の考えを聞ける場を整える。
この教材で学ぶこと
何を、どこから理解するか
患者が提案された援助や治療を断ったとき、すぐに非協力的だと評価しない。痛みへの不安、費用、生活の事情、過去の経験、説明の理解不足など、異なる理由がありうる。まず本人の考えを聞ける場を整える。
しくみと役割
説明では目的、予想される利益や負担、ほかの選択肢、行わない場合の見通しを、本人が理解しやすい形で伝える。署名があることだけで十分に理解できたとは限らない。疑問を表明し、考え直す機会を支える。
つながりと違い
本人の意思を尊重することと、安全上の懸念を黙って見過ごすことは違う。理解や意思決定の能力に懸念がある場合は、その判断を学生一人で行わず、チームで評価や支援を検討する。家族の希望も本人の意思と区別する。
看護の場面で考える
看護では断った内容と本人の言葉、説明した内容、確認できた理解、相談した先を具体的に記録する。力で実施する、罰を示唆するなどの関わりは避ける。緊急性や法律上の例外が関わる場面は専門職の判断へつなぐ。
視点を変えて復習する
事例の復習では「何を断ったか」「何が心配か」「まだ説明が必要な点」を分ける。正しい情報を一方向に押し付けるだけでは意思決定支援にならない。本人の価値観と安全をどのように両立するかを考える。
読んだ内容を、思い出せる知識に。
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参考資料・出典
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。
医学・看護の学習資料を参照して作成した解説です。引用元の更新や授業での扱いも確認してください。
- 看護職の倫理綱領 ↗日本看護協会 (2021)