成人看護学 · 血液の看護
貧血と活動耐容能
貧血では酸素を運ぶヘモグロビンが不足し、疲労、動悸、息切れなどが現れる。出血、産生低下、破壊亢進など原因はさまざまで、鉄不足と決めつけず原因と進行速度を考える。
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。
独自に作図・アニメーション制作。臨床画像や実際の反応時間の再現ではありません。
原理をつかむ
貧血では酸素を運ぶヘモグロビンが不足し、疲労、動悸、息切れなどが現れる。出血、産生低下、破壊亢進など原因はさまざまで、鉄不足と決めつけず原因と進行速度を考える。 同じ病名でも、発症からの経過や臓器障害、治療内容、仕事と家庭の役割は異なる。検査値だけで患者像を決めず、本人の暮らしへの影響を合わせて考える。
観察で確かめる
検査値の推移、息切れが出る活動、脈、顔色、出血、食事、治療、立ちくらみと転倒リスクを確認する。 単発の値や一度の印象だけで判断せず、いつから、どの場面で変わったか、普段との差は何かを整理する。
場面から判断する
SpO₂は保たれているが、少し歩くと動悸と息切れが強い。 この場面では、酸素飽和度だけで判断せず、貧血と活動への影響を評価する。得られた情報と、その情報から考えたことを分け、対応後にも同じ観点で変化を確かめる。
安全と尊厳を守る
息切れを体力不足だけとしない。鉄剤や栄養補助を独断で勧めず原因に応じた支援を確認する。 わからない点や自分の役割を超える対応は、教員・指導者・担当者へ具体的に相談する。
他の学びとつなぐ
SpO₂はヘモグロビンの酸素飽和の割合なので、ヘモグロビンそのものが少ない貧血の酸素運搬不足を単独では示せない。 このつながりを踏まえ、観察する理由を自分の言葉で説明すると、別の事例でも知識を使いやすくなる。
動きで確かめる
日本語の模式アニメーション。時間・濃度・大きさは定量的に再現していません。 · 映像の参考資料
動画の内容を文章で読む
酸素供給不足:腎臓が感知。必要な酸素の供給が足りないときの反応を考えます。
腎臓:EPOを産生。EPOが血流で骨髄へ届きます。
骨髄:赤血球産生を促す。赤血球が腎臓でつくられるわけではありません。
血液:酸素運搬を支える。腎機能低下の貧血には鉄不足などが重なることもあります。
読んだ内容を、思い出せる知識に。
アプリではこの教材に関連する3問の問題と、用語の解説・書き込み・PDF出力を利用できます。
アプリでこの項目を復習する →関連する知識
成人看護学の教材をすべて見る →参考資料・出典
医学・看護の学習資料を参照して作成した解説です。引用元の更新や授業での扱いも確認してください。
- 貧血 ↗国立がん研究センター がん情報サービス
- Q&Aパルスオキシメータハンドブック ↗日本呼吸器学会