まなびの脈

基礎看護学 · フィジカルアセスメント

血圧測定と測定条件

血圧は心臓から送り出す血液量と血管の抵抗などで変わり、活動や痛み、緊張の影響も受ける。測定方法がそろっていなければ、身体の変化と測定誤差を区別しにくい。

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体循環と肺循環
体循環と肺循環 · OpenStax College · CC BY 3.0 · 画像の出典
Original image, unchanged. English labels retained. 図中の言語は原資料に従います。
図の日本語ガイド

肺循環と体循環が直列につながる一つの流れとして理解する。

Right atrium
右心房
Right ventricle
右心室
Left atrium
左心房
Left ventricle
左心室
Pulmonary trunk
肺動脈幹
Pulmonary capillaries in lungs
肺の毛細血管
Aorta
大動脈
Superior vena cava
上大静脈
Inferior vena cava
下大静脈
Systemic capillaries of upper body
上半身の体循環毛細血管
Systemic capillaries of lower body
下半身の体循環毛細血管

白い矢印を、右心室→肺→左心房→左心室→全身→右心房の順に一周します。上の心臓拡大図と下の全身図は同じ循環を違う尺度で表しています。安定した状態では左右の心室が送る量はほぼ等しく、左心室の壁が厚いから送血量も常に多い、とは考えません。

動脈・静脈は心臓から出るか戻るかで区別します。肺動脈は青く、肺静脈は赤く描かれているため、「動脈なら酸素が多い」という覚え方の例外が見えます。色よりも矢印と接続先を優先すると、循環の経路を取り違えにくくなります。

原理をつかむ

血圧は心臓から送り出す血液量と血管の抵抗などで変わり、活動や痛み、緊張の影響も受ける。測定方法がそろっていなければ、身体の変化と測定誤差を区別しにくい。 看護技術は、手順を覚えるだけでなく、対象者の反応に合わせて目的を達成する行為である。援助前の説明、実施中の観察、終了後の評価を一続きに考える。

観察で確かめる

姿勢、腕の位置、カフの適合、直前の活動、症状、使用機器、前回と同じ条件かを確かめる。 単発の値や一度の印象だけで判断せず、いつから、どの場面で変わったか、普段との差は何かを整理する。

場面から判断する

歩行直後に測った血圧だけが、安静時の記録より高かった。 この場面では、症状を確認し、必要な安静と適切な条件を整えて再評価する。得られた情報と、その情報から考えたことを分け、対応後にも同じ観点で変化を確かめる。

安全と尊厳を守る

一回の値だけで高血圧症と診断したり、内服量を変更したりしない。測定を避ける側の指定も確認する。 わからない点や自分の役割を超える対応は、教員・指導者・担当者へ具体的に相談する。

他の学びとつなぐ

測定条件をそろえることは、バイタルサインの変化が身体由来か手技由来かを考えるための前提になる。 このつながりを踏まえ、観察する理由を自分の言葉で説明すると、別の事例でも知識を使いやすくなる。

読んだ内容を、思い出せる知識に。

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参考資料・出典

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