基礎看護学 · 診療を支える看護
酸素療法中の観察
酸素療法は不足する酸素を補う治療であり、原因疾患そのものをすべて解決するものではない。呼吸困難の感じ方と低酸素の程度は一致しないため、呼吸・意識・機器を継続して見る。
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。
原理をつかむ
酸素療法は不足する酸素を補う治療であり、原因疾患そのものをすべて解決するものではない。呼吸困難の感じ方と低酸素の程度は一致しないため、呼吸・意識・機器を継続して見る。 看護技術は、手順を覚えるだけでなく、対象者の反応に合わせて目的を達成する行為である。援助前の説明、実施中の観察、終了後の評価を一続きに考える。
観察で確かめる
指示された方法、接続、装着、呼吸数、呼吸努力、意識、皮膚、SpO₂の推移、乾燥を観察する。 単発の値や一度の印象だけで判断せず、いつから、どの場面で変わったか、普段との差は何かを整理する。
場面から判断する
酸素投与中の患者が息苦しさを訴え、チューブの外れも見つかった。 この場面では、患者の状態と接続を確認し、施設の手順に沿って担当者へ直ちに共有する。得られた情報と、その情報から考えたことを分け、対応後にも同じ観点で変化を確かめる。
安全と尊厳を守る
酸素は燃焼を助けるため火気管理が必要。流量や機器の設定を独断で変更しない。 わからない点や自分の役割を超える対応は、教員・指導者・担当者へ具体的に相談する。
他の学びとつなぐ
酸素飽和度が改善しても換気不全が残ることがあり、酸素療法中こそ呼吸の深さや意識とSpO₂を合わせて評価する。 このつながりを踏まえ、観察する理由を自分の言葉で説明すると、別の事例でも知識を使いやすくなる。
読んだ内容を、思い出せる知識に。
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医学・看護の学習資料を参照して作成した解説です。引用元の更新や授業での扱いも確認してください。
- Q&Aパルスオキシメータハンドブック ↗日本呼吸器学会
- 看護師国家試験出題基準 令和5年版 ↗厚生労働省
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD) ↗日本呼吸器学会
- 医療安全情報 ↗日本医療機能評価機構
- 在宅酸素療法の機器と火気の注意 ↗医薬品医療機器総合機構