からだのしくみ · ホルモンと内分泌
成長ホルモン(GH)とIGF-1
前葉からの信号が肝臓などを介して成長を支え、糖と脂質の利用にも影響する。
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。

Original image, unchanged. English labels retained. 図中の言語は原資料に従います。
図の日本語ガイド
内分泌器官の位置と、近接していても役割の異なる構造を区別する。
- Pineal gland
- 松果体
- Thalamus
- 視床
- Pituitary gland
- 下垂体
- Thyroid cartilage of the larynx
- 喉頭の甲状軟骨
- Thyroid gland
- 甲状腺
- Parathyroid glands (on posterior side of thyroid)
- 副甲状腺(甲状腺の背面)
- Thymus
- 胸腺
- Adrenal glands
- 副腎
- Pancreas
- 膵臓
- Ovaries (female)
- 卵巣
- Testes (male)
- 精巣
- Uterus
- 子宮
頸部の拡大図では、蝶形の甲状腺と、その背面の小さな副甲状腺を区別します。甲状軟骨は名前が似ていますが、甲状腺ホルモンを作る器官ではありません。同じように、副腎は腎臓の上方に位置する別の器官です。
頭部の拡大図にある Thalamus は「視床」です。「視床下部」と読み替えないでください。視床下部から下垂体への調節経路はこの図だけでは十分に描かれていないため、ホルモン軸の記事と合わせて学びます。
卵巣と精巣は位置を比較するため同じ模式図に示されています。各器官の位置を覚えたら、何を分泌し、どこに受容体があり、どんな変化を起こすかを別の矢印として考えます。ホルモンは全身を循環しても、すべての細胞に同じ作用を及ぼすわけではありません。
構造と役割
GHは下垂体前葉で合成・分泌され、肝臓や他の組織でIGF-1産生を促す。GH自身も筋、脂肪などへ働き、タンパク合成や脂肪分解に関与する。IGF-1は軟骨や骨などの成長を支え、直接作用と間接作用を分けて理解する。
しくみを順に理解する
視床下部のGHRHは分泌を促し、ソマトスタチンは抑える。深い睡眠、運動、低血糖などで分泌が変化し、GHは拍動性である。IGF-1とGHの増加は上流を抑える方向に働くため、一回のGH値だけでは状態を捉えにくい。
ほかの機能との関係
小児の不足は成長障害に、骨端閉鎖前の過剰は巨人症、閉鎖後は先端巨大症に関わる。過剰では耐糖能異常、睡眠時無呼吸、関節症状なども起こりうる。IGF-1、GH抑制・刺激試験、下垂体画像などを組み合わせる。
看護につながる観察
不足には適応に応じたGH補充、過剰には手術、ソマトスタチン関連薬、GH受容体拮抗薬などがある。治療選択は原因と全身状態による。看護では成長曲線、手足の変化、頭痛・視野、血糖、呼吸と生活への影響を観察する。
理由から考えるミニケース
骨端閉鎖後のGH過剰に関連する病態はどれか。 骨端閉鎖後は身長の伸びより手足や顎、軟部組織の変化が目立つ。GHは成長だけでなく代謝や臓器にも作用する。
読んだ内容を、思い出せる知識に。
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医学・看護の学習資料を参照して作成した解説です。引用元の更新や授業での扱いも確認してください。
- OpenStax Anatomy and Physiology 2e 第17章:内分泌 ↗OpenStax, Rice University
- 先端巨大症 ↗NIDDK / NIH