からだのしくみ · 血液・リンパ・免疫
獲得免疫・B細胞・T細胞
特異的な抗原認識と記憶が、体液性と細胞性の防御を発達させる。
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。

Original image, unchanged. English labels retained. 図中の言語は原資料に従います。
図の日本語ガイド
組織液の回収と免疫の場を、一枚の図で分けて読む。
- Lymph nodes
- リンパ節
- Lymph node
- リンパ節
- Lymph vessel
- リンパ管
- Lymphatic capillary
- 毛細リンパ管
- Blood capillary
- 毛細血管
- Interstitial fluid
- 間質液
- Tissue cell
- 組織の細胞
- Thymus
- 胸腺
- Spleen
- 脾臓
- Bone marrow
- 骨髄
- Tonsil
- 扁桃
- Right lymphatic duct, entering vein
- 静脈へ合流する右リンパ本幹
右上の拡大図で、細胞の間にある間質液が毛細リンパ管へ入り、より太いリンパ管へ進む矢印を追います。リンパは最終的に静脈へ戻ります。血管から出た水分やタンパク質を戻す経路が妨げられると、組織に液がたまりやすくなります。
全身のリンパ節は管の途中にある免疫の場です。一方、脾臓は主に血液に関わる免疫や血球処理を担い、リンパ節とまったく同じ構造ではありません。腫れや浮腫は位置、左右差、痛み、熱感、経過を合わせて捉え、図の一か所だけから原因を決めません。
構造と役割
B細胞は骨髄、T細胞は胸腺での成熟過程を経る。B細胞は活性化後に形質細胞となって抗体を分泌し、記憶細胞も残る。T細胞にはヘルパー、細胞傷害性、制御性などがあり、役割を単一化しない。
しくみを順に理解する
抗原提示細胞が提示する抗原と補助刺激などがT細胞の活性化に関わる。ヘルパーT細胞はB細胞や他の細胞を調節し、細胞傷害性T細胞は感染細胞などを標的とする。CD4とCD8は代表的なマーカーで、認識するMHCとの関係がある。
ほかの機能との関係
初回応答には時間を要するが、記憶により再遭遇時の応答が速く強くなりうる。免疫寛容は自己への過剰な反応を防ぐ。獲得免疫は自然免疫から独立した別世界ではなく、抗原提示やサイトカインを通して連携する。
看護につながる観察
免疫抑制薬や感染症は特定の細胞機能を変えるため、白血球総数だけでは防御能を捉えられない。感染徴候、口腔・皮膚、治療内容、ワクチン歴などを確認する。免疫の強弱を一つの検査で単純に判断しない。
理由から考えるミニケース
細胞傷害性T細胞の主な役割はどれか。 細胞傷害性T細胞は抗原を認識した標的細胞を排除する。B細胞由来の抗体による体液性免疫とは異なる役割を担う。
読んだ内容を、思い出せる知識に。
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医学・看護の学習資料を参照して作成した解説です。引用元の更新や授業での扱いも確認してください。
- OpenStax Anatomy and Physiology 2e 第21章:リンパと免疫 ↗OpenStax, Rice University