からだのしくみ · 血液・リンパ・免疫
アレルギー・自己免疫・免疫寛容
本来は防御を担う反応が、過剰に起きたり自己を標的にしたりすると障害につながる。
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。

Original image, unchanged. English labels retained. 図中の言語は原資料に従います。
図の日本語ガイド
組織液の回収と免疫の場を、一枚の図で分けて読む。
- Lymph nodes
- リンパ節
- Lymph node
- リンパ節
- Lymph vessel
- リンパ管
- Lymphatic capillary
- 毛細リンパ管
- Blood capillary
- 毛細血管
- Interstitial fluid
- 間質液
- Tissue cell
- 組織の細胞
- Thymus
- 胸腺
- Spleen
- 脾臓
- Bone marrow
- 骨髄
- Tonsil
- 扁桃
- Right lymphatic duct, entering vein
- 静脈へ合流する右リンパ本幹
右上の拡大図で、細胞の間にある間質液が毛細リンパ管へ入り、より太いリンパ管へ進む矢印を追います。リンパは最終的に静脈へ戻ります。血管から出た水分やタンパク質を戻す経路が妨げられると、組織に液がたまりやすくなります。
全身のリンパ節は管の途中にある免疫の場です。一方、脾臓は主に血液に関わる免疫や血球処理を担い、リンパ節とまったく同じ構造ではありません。腫れや浮腫は位置、左右差、痛み、熱感、経過を合わせて捉え、図の一か所だけから原因を決めません。
構造と役割
アレルギーは特定の抗原に対する免疫反応で障害が生じる状態で、即時型だけではない。I型ではIgEが肥満細胞などに結合し、再曝露で化学伝達物質が放出される。接触皮膚炎などではT細胞による遅い反応が関わる。
しくみを順に理解する
アナフィラキシーは急速な全身反応で、皮膚、呼吸、循環、消化器などに症状が現れうる。皮膚症状を欠くこともあり、発疹がないから否定できない。原因への曝露と症状の時間関係が重要になる。
ほかの機能との関係
自己免疫は自己に反応しないための寛容が破綻することに関わる。臓器特異的なものと全身性のものがあり、自己抗体だけでなく細胞性機序もある。自己抗体陽性だけで疾患を確定できるとは限らず、症状と検査を統合する。
看護につながる観察
アレルギー歴は物質名だけでなく、症状、時期、重症度、治療を具体的に記録する。急な呼吸・循環障害では緊急手順に沿って対応する。免疫抑制治療では効果と感染リスクを合わせて観察し、本人が安全に相談できる情報共有を行う。
理由から考えるミニケース
アナフィラキシーの評価で適切なのはどれか。 全身性の反応では皮膚症状を欠く場合もある。曝露歴と急速な呼吸・循環変化を関連づけ、定められた緊急対応につなげる。
読んだ内容を、思い出せる知識に。
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医学・看護の学習資料を参照して作成した解説です。引用元の更新や授業での扱いも確認してください。
- OpenStax Anatomy and Physiology 2e 第21章:リンパと免疫 ↗OpenStax, Rice University
- World Allergy Organization Anaphylaxis Guidance 2020 ↗World Allergy Organization Journal / PMC