からだの構造 · 神経・感覚
脳幹・小脳・脊髄
生命維持の調節、運動の協調、身体との情報の中継を複数の中枢が分担する。
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。

Original image, unchanged. English labels retained. 図中の言語は原資料に従います。
図の日本語ガイド
中枢神経と末梢神経の境界を、身体全体の位置関係でつかむ。
- Central Nervous System
- 中枢神経系
- Peripheral Nervous System
- 末梢神経系
- Brain
- 脳
- Spinal cord
- 脊髄
- Ganglion
- 神経節
- Nerve
- 神経
脳と脊髄を一組として中枢神経系、そこから身体へ広がる神経などを末梢神経系として見ます。神経節は末梢神経系で神経細胞の細胞体が集まる場所です。脊髄は情報を通すだけでなく、反射などの処理にも関わります。
この図は全体の配置を示し、一本ごとの感覚・運動機能や支配領域を詳しく描いてはいません。しびれや脱力を学ぶときは、同じ側の手足に広いのか、特定の末梢神経の範囲なのかという分布に着目し、詳しい神経の図へつなげます。図だけで障害部位を確定する用途には使いません。
構造と役割
脳幹は中脳、橋、延髄からなり、多くの脳神経核や上行・下行路を含む。呼吸や循環、覚醒に関わるネットワークも存在する。小脳は大脳や脊髄、前庭系からの情報を統合し、運動のタイミングや精度を調整する。
しくみを順に理解する
脊髄の灰白質は内側、白質は外側にあり、大脳皮質の配置とは異なる。後根は主に感覚入力、前根は主に運動出力を運ぶ。脊髄は情報の通り道であるだけでなく、反射の統合にも関与する。
ほかの機能との関係
小脳障害では運動失調や測定異常などが見られるが、単なる筋力低下とは異なる。脳幹の障害では嚥下、眼球運動、呼吸など複数機能が影響を受けうる。障害の高さによって脊髄損傷の症状範囲も変わる。
看護につながる観察
神経観察は意識だけでなく、呼吸パターン、嚥下や発声、眼球運動、四肢の協調などを含む。歩行のふらつきでは筋力、感覚、前庭、循環など複数の原因を考える。新たな呼吸・嚥下障害は見逃さない。
理由から考えるミニケース
筋力が比較的保たれていても運動の距離やタイミングが合わない場合、関連を考える部位はどれか。 小脳は運動の協調に関わり、障害では失調が起こりうる。筋力低下、感覚低下、失調はそれぞれ別に評価する。
読んだ内容を、思い出せる知識に。
アプリではこの教材に関連する5問の問題と、用語の解説・書き込み・PDF出力を利用できます。
アプリでこの項目を復習する →関連する知識
からだの構造の教材をすべて見る →参考資料・出典
医学・看護の学習資料を参照して作成した解説です。引用元の更新や授業での扱いも確認してください。
- OpenStax Anatomy and Physiology 2e 第13章:神経系の解剖 ↗OpenStax, Rice University
- OpenStax Anatomy and Physiology 2e 第14章:体性感覚と運動 ↗OpenStax, Rice University
- OpenStax Anatomy and Physiology 2e 第16章:神経学的診察 ↗OpenStax, Rice University