からだの構造 · 神経・感覚
髄膜・脳脊髄液・脳循環
中枢神経を包む膜と液、血流の調節が、脳と脊髄の環境を守る。
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。

Original image, unchanged. English labels retained. 図中の言語は原資料に従います。
図の日本語ガイド
中枢神経と末梢神経の境界を、身体全体の位置関係でつかむ。
- Central Nervous System
- 中枢神経系
- Peripheral Nervous System
- 末梢神経系
- Brain
- 脳
- Spinal cord
- 脊髄
- Ganglion
- 神経節
- Nerve
- 神経
脳と脊髄を一組として中枢神経系、そこから身体へ広がる神経などを末梢神経系として見ます。神経節は末梢神経系で神経細胞の細胞体が集まる場所です。脊髄は情報を通すだけでなく、反射などの処理にも関わります。
この図は全体の配置を示し、一本ごとの感覚・運動機能や支配領域を詳しく描いてはいません。しびれや脱力を学ぶときは、同じ側の手足に広いのか、特定の末梢神経の範囲なのかという分布に着目し、詳しい神経の図へつなげます。図だけで障害部位を確定する用途には使いません。
構造と役割
中枢神経は硬膜、くも膜、軟膜に包まれる。脳脊髄液は主に脳室の脈絡叢で産生され、脳室からくも膜下腔へ流れ、静脈系などへ排出される。脳と脊髄の浮力や緩衝に関わるが、血液と同じ組成ではない。
しくみを順に理解する
脳は内頸動脈系と椎骨・脳底動脈系から血液を受ける。血液脳関門は脳毛細血管内皮の密着結合などにより物質移動を制限するが、全ての物質を遮断する壁ではない。酸素やグルコースの供給は絶えず必要になる。
ほかの機能との関係
頭蓋内は容積が限られ、脳組織、血液、脳脊髄液の変化が互いに影響する。代償が尽きると圧上昇が灌流を妨げうる。動脈圧が保たれていても頭蓋内圧が高ければ脳への有効な灌流圧は低下する。
看護につながる観察
意識、瞳孔、頭痛、嘔吐、運動や呼吸の変化を時系列でみる。腰椎穿刺などの検査には適応と禁忌の判断が必要で、全ての頭痛へ一律に行うものではない。処置前後は指示された観察項目と神経所見を確認する。
理由から考えるミニケース
血液脳関門の理解として適切なのはどれか。 血液脳関門は選択性を持つため、通過性は物質ごとに異なる。脳への酸素・栄養供給が不要になるわけではない。
読んだ内容を、思い出せる知識に。
アプリではこの教材に関連する3問の問題と、用語の解説・書き込み・PDF出力を利用できます。
アプリでこの項目を復習する →関連する知識
からだの構造の教材をすべて見る →参考資料・出典
医学・看護の学習資料を参照して作成した解説です。引用元の更新や授業での扱いも確認してください。
- OpenStax Anatomy and Physiology 2e 第13章:神経系の解剖 ↗OpenStax, Rice University
- OpenStax Anatomy and Physiology 2e 第20章:血管と循環 ↗OpenStax, Rice University