まなびの脈

薬理学 · 感染症の薬

抗菌薬の選択と適正使用

感染部位・原因微生物・患者背景に合う薬を用い、効果と有害作用を評価する。

教材データ更新: · 出典参照済み/専門家による監修は未完了

看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。

作用を理解する

抗菌薬は細胞壁合成、蛋白合成、核酸合成など細菌の増殖に必要な過程を妨げる。細菌と人の構造差を利用する選択毒性が基本だが、人への有害作用がゼロになるわけではない。ウイルス感染そのものに一般的な抗菌薬が直接効くとは限らない。

代表薬・臨床での位置づけ

治療開始時は疑われる感染部位と原因菌から経験的に薬を選び、培養・感受性の結果により見直す場合がある。狭域と広域の違いは作用する菌の範囲であり、単純な強弱ではない。感染部位への移行、腎肝機能、アレルギー、重症度も選択に関わる。

有害作用と注意点

耐性菌の選択、腸内細菌叢の変化、下痢、アレルギー、臓器障害などに注意する。症状軽快だけで感染が解決したと決めない一方、長く使うほど良いとも限らない。投与期間と変更は感染の評価に基づき決められ、余った薬の再使用は適切ではない。

看護で確認する情報

投与前の検体採取が計画されている場合は採取状況を確認するが、重症感染で必要な治療を不当に遅らせない。体温、呼吸循環、局所所見、炎症反応、培養結果の推移を合わせる。持続する水様便や腹痛は単なる軽い副作用と決めつけず報告する。

服薬支援につなげる

用法と治療期間、飲み忘れや体調変化時の相談方法を説明する。患者が改善したからと自己判断で中断したり、他人と薬を分けたりしないよう理由を伝える。薬を続けることだけでなく、医療者が必要性を再評価することも適正使用の一部である。

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参考資料・出典

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