まなびの脈

薬理学 · 薬理の基礎

腎排泄と腎機能の評価

腎機能と薬ごとの消失経路を確認し、蓄積や腎障害を早期に捉える。

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看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。

作用を理解する

腎排泄には糸球体濾過、尿細管分泌、尿細管再吸収が関わる。未変化体が主に尿へ出る薬もあれば、肝臓で生じた活性代謝物が腎から出る薬もある。尿量があることだけでは薬物排泄が十分とは言えず、腎機能が低下すると消失が遅くなる場合がある。

代表薬・臨床での位置づけ

アミノグリコシド系抗菌薬、バンコマイシン、ジゴキシンなどは腎機能との関係が重要な薬の例である。抗凝固薬や糖尿病薬にも腎機能に応じた選択・調整が必要な製品がある。調整の要否は薬と適応により異なり、腎機能低下時にすべての薬を同じ扱いにしない。

有害作用と注意点

薬の蓄積による有害作用と、薬自体による腎障害は区別して考える。脱水、感染、循環不全、複数の腎障害関連薬の併用は危険性を変える。高齢者や筋肉量の少ない人では、血清クレアチニンが目立って高くなくても腎機能が低下していることがある。

看護で確認する情報

腎機能指標の推移、尿量、体液出納、体重、電解質、投与期間を確認する。薬の評価に用いるクレアチニンクリアランスと体表面積補正eGFRを無条件に置き換えない。急性変化では定常状態を前提とした推算値の限界もあり、チームで解釈する。

服薬支援につなげる

発熱・下痢・摂取不良など体調が変わったときに連絡する目安を共有する。患者の水分制限や心不全も考え、単純に大量飲水を勧めない。検査予定、使用薬、症状を一緒に確認し、用量や休薬の変更は処方者の判断に従えるよう支援する。

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参考資料・出典

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