薬理学 · 薬理の基礎
半減期・蓄積・定常状態
薬の量が減る速さを理解すると、効果判定や採血時刻を急がず適切に考えられる。
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。
作用を理解する
消失半減期は、一定の条件で体内の薬や血中濃度が半分になるまでの時間を表す。多くの薬では濃度に応じた割合で消失するが、非線形な動態を示す薬もある。半減期が長いほど作用時間が必ず長いとは限らず、受容体作用や活性代謝物も関係する。
代表薬・臨床での位置づけ
一定間隔で繰り返し投与すると、次の投与までに消失しきらない薬が残り、濃度が蓄積する。投与速度と消失速度が釣り合う状態を定常状態という。線形動態などの条件下では、定常状態へ近づくまでに概ね複数の半減期を要するという目安が使われる。
有害作用と注意点
腎肝機能や併用薬が変わると、以前と同じ投与でも半減期や蓄積が変化しうる。開始直後の効果不足だけで過少投与と決めつけたり、中止後すぐに影響が消えたと考えたりしない。負荷投与が用いられる薬もあるが、適応と実施は処方に基づく。
看護で確認する情報
開始日、変更日、投与間隔、最終投与時刻、採血時刻を記録する。ピークとトラフを混同すると、適切な濃度でも高値・低値と誤解することがある。濃度だけでなく、症状や臓器機能の変化が投与後どの時点で出たかを比較する。
服薬支援につなげる
患者には薬の効果判定に必要な時間が薬ごとに違うと伝える。すぐ効かないことを理由に追加服用せず、反対に中止後も眠気などが続く可能性を理解できるよう説明する。学習用の半減期計算は個人の服薬量や間隔を自己調整するためには使わない。
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医学・看護の学習資料を参照して作成した解説です。引用元の更新や授業での扱いも確認してください。
- Open RN Nursing Pharmacology 2e 第1章 薬物動態・薬力学 ↗Open Resources for Nursing / NCBI Bookshelf