薬理学 · 感染症の薬
マクロライド系・キノロン系
蛋白合成と核酸合成という異なる標的を理解し、相互作用や不整脈徴候を確認する。
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。
作用を理解する
マクロライド系は細菌のリボソームに作用して蛋白合成を妨げる。ニューキノロン系はDNAジャイレースやトポイソメラーゼなどに作用し、核酸の複製を妨げる。同じ抗菌薬でも標的が異なるため、作用域、耐性、患者への有害作用を分けて理解する。
代表薬・臨床での位置づけ
マクロライド系にはクラリスロマイシンなど、キノロン系にはレボフロキサシンなどがある。呼吸器感染などに用いられるが、適応は薬と原因微生物による。一部の薬では肝代謝酵素への影響、他の薬では腎排泄の影響が重要となり、薬効群だけで判断しない。
有害作用と注意点
QT延長に関わる薬では、低カリウム血症や同様の作用を持つ併用薬が危険性を高めうる。キノロン系では腱障害や血糖異常などにも注意する。金属イオンを含む制酸薬などが吸収を低下させる組み合わせがあり、自己判断の同時服用を避ける。
看護で確認する情報
併用薬、心疾患歴、腎機能、電解質、動悸や失神、腱の痛みを確認する。感染症状の改善と有害作用を並行して観察する。相互作用が疑われるときは具体的な製品名と服用時刻を整理し、添付文書に基づく飲み合わせや投与方法の確認につなげる。
服薬支援につなげる
薬を飲むための食品や市販薬についても相談できるよう説明する。ふらつきや失神、強い腱痛などを我慢して継続しないよう、相談する症状を具体化する。内服間隔の調整や薬の中止・変更は、製品情報と処方者・薬剤師の判断に基づいて行う。
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医学・看護の学習資料を参照して作成した解説です。引用元の更新や授業での扱いも確認してください。
- Open RN 第3章 抗微生物薬 ↗Open Resources for Nursing / NCBI Bookshelf
- Open RN 第6章 循環器・腎臓の薬 ↗Open Resources for Nursing / NCBI Bookshelf