精神看護学 · 気分の不調:悲しさ以外の現れも知る
気分の不調:悲しさ以外の現れも知る
気分の不調は、楽しみ、いらだち、睡眠、季節との関係などから多面的に理解します。症状を知ることと診断を決めることを分けます。
この教材で学ぶこと
気分と楽しみを見る
うつ病では悲しい気分に加え、それまで楽しんでいた活動への興味や喜びが失われることがあります。普段との変化、続いている期間、生活への影響が手掛かりになります。外から笑って見える一場面だけで、その人が日々どの程度つらいかを決めることはできません。
この段落の参考資料
- Depression ↗米国国立精神衛生研究所(NIH/NIMH)
子どもの現れ方
子どもや思春期の人では、悲しさよりもいらだちが目立つことがあります。叱られる行動だけを見て性格と決めず、学校生活や家庭での変化を含めて専門家に相談する視点を持ちます。いらだちだけでうつ病と確定する意味ではありません。
この段落の参考資料
- Depression ↗米国国立精神衛生研究所(NIH/NIMH)
睡眠と記憶の変化
うつ病の睡眠変化には眠れないことだけでなく、眠り過ぎることもあります。高齢期には気分の落込みが目立たず、重い場合に記憶や考える力の問題が現れることもあります。これらだけで原因は決められないため、本人の経過を医療者と確認します。
この段落の参考資料
- Depression ↗米国国立精神衛生研究所(NIH/NIMH)
時期との関係
季節に伴って繰り返す抑うつは、単に寒い一日に気分が沈むこととは区別して考えます。また周産期の抑うつは出産後だけではなく妊娠中にも起こります。病名の言葉から時期を狭く思い込まず、いつからどのような変化があったかを見ることが役立ちます。
この段落の参考資料
- Depression ↗米国国立精神衛生研究所(NIH/NIMH)
学習の範囲
資料に症状が並んでいても、全員が同じ組合せになるわけではありません。学習者が一つの徴候から自分や知人に診断名を付けるための一覧ではありません。症状を言葉にして相談につなぎ、身体の状態や他の要因を含む専門的な評価を受けるための基礎知識です。
この段落の参考資料
- Depression ↗米国国立精神衛生研究所(NIH/NIMH)
読んだ内容を、思い出せる知識に。
アプリではこの教材に関連する5問の問題と、用語の解説・書き込み・PDF出力を利用できます。
この項目の問題へ進む →関連する知識
精神看護学の教材をすべて見る →参考・更新情報
参考資料・出典
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。
医学・看護の学習資料を参照して作成した解説です。引用元の更新や授業での扱いも確認してください。
- Depression ↗米国国立精神衛生研究所(NIH/NIMH)