まなびの脈

老年看護学 · ライフコースの生理と観察

高齢期の排尿:尿意と漏れる場面を区別する

尿漏れという一語でまとめず、尿意、動作、尿の勢い、血尿を区別して相談します。

この教材で学ぶこと

尿意の有無

強い尿意が生じ、トイレに着く前に漏れるのは切迫性尿失禁の特徴です。咳などで圧がかかったときの漏れとは異なる手がかりです。本人の訴えを型に当てはめるだけで診断せず、どのような場面で起こるかを具体的に集めます。

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複数の型の併存

切迫性と腹圧性の症状が同じ人に生じる混合性尿失禁があります。一方の症状を聞いたことで、もう一方を記録から消す必要はありません。異なる場面の漏れを分けて残すと、評価する人が両方の機序を考える情報になります。

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日誌で関係を見る

排尿日誌では、飲んだ物、時刻と量、排尿の時刻と量、漏れの頻度、直前の尿意、漏れたときの活動を記録します。飲水量か漏れの回数だけに情報を絞らず、前後の条件を結び付けると症状のパターンを捉えやすくなります。

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排出の困りごと

前立腺の肥大は尿道を圧迫し、排尿の開始困難、弱い尿の勢い、出し切れない感じに関係します。膀胱に尿がたまる問題と出ていく問題を分けて考えます。年齢に多い症状でも、生活への影響や変化を相談できることを伝えます。

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別の変化を見逃さない

血尿や排尿できない状態、排尿時の痛みは医療評価が必要な変化です。既存の尿漏れにまとめてしまうと、別の病気の徴候を見失うことがあります。いつから起こったかを整理し、症状から原因を自己判断して相談を遅らせないようにします。

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読んだ内容を、思い出せる知識に。

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