まなびの脈

基礎看護学 · 腹部の観察

腹部の観察:触れる前に確かめる

腹部の観察では、まず痛みの場所や始まり方、嘔吐、排便・排ガス、食事などの情報を確かめ、全身状態と合わせる。触診の技術から入るのではなく、本人の苦痛と緊急性を理解してから、安全に観察する。

この教材で学ぶこと

何を、どこから理解するか

腹部の観察では、まず痛みの場所や始まり方、嘔吐、排便・排ガス、食事などの情報を確かめ、全身状態と合わせる。触診の技術から入るのではなく、本人の苦痛と緊急性を理解してから、安全に観察する。

しくみと役割

一般に腹部では視診に続いて腸蠕動音を聴診し、その後に必要な打診・触診を行う。強い刺激が腸の動きや音に影響しうるため、触れる前の状態を聴く意味がある。実際の手順は学内・施設の指導に従う。

つながりと違い

腹部を右上・右下・左上・左下などに分けると、観察した場所を伝えやすい。ただし痛む位置と原因臓器は必ず一対一ではない。圧痛、膨満、硬さなどと、冷汗や血圧・脈拍の変化を関連づける。

看護の場面で考える

観察前には目的を説明し、必要な部分だけを露出してプライバシーを守る。痛みのある場所を不用意に繰り返し押さず、強い痛みや全身状態の変化があれば速やかに相談する。学生が独自に深い触診を繰り返さない。

視点を変えて復習する

記録では「腹部がおかしい」ではなく、どの部位に、どのような所見が、いつからあるかを書く。主観的な痛みと客観的な所見を分け、観察した事実と原因の推測を混同しないように振り返る。

読んだ内容を、思い出せる知識に。

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参考・更新情報

参考資料・出典

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