基礎看護学 · 失語がある人との会話
失語がある人との会話:伝える力を一緒に探す
失語症では話す、聞いて理解する、読む、書くなどの言語機能に障害が起こりうるが、困難の組み合わせは人によって異なる。言葉が出にくいことだけで知的な理解や本人の希望が失われたと判断しない。
この教材で学ぶこと
何を、どこから理解するか
失語症では話す、聞いて理解する、読む、書くなどの言語機能に障害が起こりうるが、困難の組み合わせは人によって異なる。言葉が出にくいことだけで知的な理解や本人の希望が失われたと判断しない。
しくみと役割
短く具体的な文で一つずつ伝え、十分に待つ。言葉以外のジェスチャー、絵、指さし、文字なども利用できる。反応を急かすと本人の伝えようとする機会を奪うため、時間と静かな環境を整える。
つながりと違い
「はい・いいえ」の反応がいつも確実か、文字や絵の理解がどうかも個別に確認する。うなずいたからすべて理解したと決めず、選択肢や実物を使って意味を確かめる。成人には成人として自然な態度で接する。
看護の場面で考える
看護では痛みや排泄、食事、治療への希望など、今必要な意思を伝えられる方法を一緒に探す。家族だけへ話しかけず本人を会話に含める。言語聴覚士などと共有し、使いやすい方法を継続して用いる。
視点を変えて復習する
復習では同じ質問を「長い一文」「短い一文と絵」で比べ、伝わりやすさを考える。正しい発音を毎回訂正することが会話の目的ではない。本人が何を伝えたかったか、支援でどこまで表現できたかを振り返る。
読んだ内容を、思い出せる知識に。
アプリではこの教材に関連する3問の問題と、用語の解説・書き込み・PDF出力を利用できます。
この項目の問題へ進む →関連する知識
基礎看護学の教材をすべて見る →参考・更新情報
参考資料・出典
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。
医学・看護の学習資料を参照して作成した解説です。引用元の更新や授業での扱いも確認してください。
- 失語症とコミュニケーション支援 ↗NIH / NIDCD