基礎科学 · 平均と中央値
平均と中央値:同じ数字で違う集団を隠さない
平均値は値の合計を人数や個数で割り、中央値は値を小さい順に並べた中央の位置を表す。どちらも集団を要約するが、同じ特徴を示すわけではない。学習時間や待ち時間など、極端に大きい値があるデータでは違いが目立つ。
この教材で学ぶこと
何を、どこから理解するか
平均値は値の合計を人数や個数で割り、中央値は値を小さい順に並べた中央の位置を表す。どちらも集団を要約するが、同じ特徴を示すわけではない。学習時間や待ち時間など、極端に大きい値があるデータでは違いが目立つ。
しくみと役割
例えば架空の学習時間が十・十・十・十・六十分なら、平均は二十分、中央値は十分になる。平均だけを読むと、多くの人が二十分ほど学んだように受け取るおそれがある。実際には四人が十分で、一人が長く学んでいる。
つながりと違い
中央値は極端な値に影響されにくいが、ばらつきや小さい集団の特徴をすべて示せるわけではない。人数、最小・最大や分布も合わせてみる。同じ平均の二つの集団でも、全員が近い値なのか差が大きいのかは異なりうる。
看護の場面で考える
看護研究やサービスの利用状況を読むときは、何の単位で測り、誰が含まれ、欠測がどう扱われたかを確かめる。平均が高いことを、そのまま全員に良い効果があったという結論へつなげない。因果の評価とも分ける。
視点を変えて復習する
復習では五つの値のうち最大値だけを動かし、平均と中央値の変わり方を比べる。計算の正解に加えて、結果を一文でどう説明するかを練習する。要約値は便利だが、個人の違いを消してよいという意味ではない。
読んだ内容を、思い出せる知識に。
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参考資料・出典
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。
医学・看護の学習資料を参照して作成した解説です。引用元の更新や授業での扱いも確認してください。
- 平均値と中央値 ↗総務省統計局