まなびの脈

老年看護学 · 認知機能と尊厳

認知症の理解と意思を支える看護

認知症では記憶や認知の変化が生活に影響するが、本人の感情、好み、できることが失われるわけではない。行動の背景に痛み、不安、環境のわかりにくさなどがないか考え、その人の生活歴を手がかりにする。

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看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。

原理をつかむ

認知症では記憶や認知の変化が生活に影響するが、本人の感情、好み、できることが失われるわけではない。行動の背景に痛み、不安、環境のわかりにくさなどがないか考え、その人の生活歴を手がかりにする。 高齢者では一つの問題が食事、活動、認知、社会参加へ波及しやすい。年齢だけで能力を決めつけず、普段の暮らしと本人が保っている力を出発点にする。

観察で確かめる

どの場面で困るか、理解しやすい伝え方、表情、身体的不快、普段の生活習慣、落ち着ける条件を確認する。 単発の値や一度の印象だけで判断せず、いつから、どの場面で変わったか、普段との差は何かを整理する。

場面から判断する

認知症のある人が入浴を拒み、脱衣所で不安そうに周囲を見ていた。 この場面では、拒否の背景を確認し、説明や環境、時間を調整して本人の意思を確かめる。得られた情報と、その情報から考えたことを分け、対応後にも同じ観点で変化を確かめる。

安全と尊厳を守る

認知症という診断だけで意思決定できないと扱わない。急な変化はせん妄や身体疾患も考え、強制や身体拘束に頼る前に原因と代替策を検討する。 わからない点や自分の役割を超える対応は、教員・指導者・担当者へ具体的に相談する。

他の学びとつなぐ

認知症があっても急に注意や意識が変化した場合は、いつもの症状と決めつけない。普段との差を把握していることが、せん妄の早期発見につながる。 このつながりを踏まえ、観察する理由を自分の言葉で説明すると、別の事例でも知識を使いやすくなる。

読んだ内容を、思い出せる知識に。

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参考資料・出典

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