基礎看護学 · 生活援助
排泄を生活から評価する
排泄の困難は膀胱や腸だけでなく、移動能力、衣類、トイレの距離、遠慮、薬の影響からも生じる。失禁があることと、自分で排泄できないことは同じではない。
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。
原理をつかむ
排泄の困難は膀胱や腸だけでなく、移動能力、衣類、トイレの距離、遠慮、薬の影響からも生じる。失禁があることと、自分で排泄できないことは同じではない。 看護技術は、手順を覚えるだけでなく、対象者の反応に合わせて目的を達成する行為である。援助前の説明、実施中の観察、終了後の評価を一続きに考える。
観察で確かめる
普段の排泄習慣、尿便の性状、回数、腹部症状、残尿感、飲食、移動と衣類操作、環境を確認する。 単発の値や一度の印象だけで判断せず、いつから、どの場面で変わったか、普段との差は何かを整理する。
場面から判断する
尿意はわかるがトイレが遠く、間に合わず失禁する患者がいる。 この場面では、移動と環境の課題を整理し、本人の希望に沿って排泄方法を調整する。得られた情報と、その情報から考えたことを分け、対応後にも同じ観点で変化を確かめる。
安全と尊厳を守る
失禁を叱ったり、一律に飲水を減らしたりしない。尿が出ない、血尿、強い腹痛などは速やかに相談する。 わからない点や自分の役割を超える対応は、教員・指導者・担当者へ具体的に相談する。
他の学びとつなぐ
トイレ動作には移動・姿勢保持・衣類操作が必要であり、排泄自立の支援はADLと環境調整を合わせると具体化できる。 このつながりを踏まえ、観察する理由を自分の言葉で説明すると、別の事例でも知識を使いやすくなる。
読んだ内容を、思い出せる知識に。
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医学・看護の学習資料を参照して作成した解説です。引用元の更新や授業での扱いも確認してください。
- 摂食嚥下・排泄センターについて ↗国立長寿医療研究センター
- 看護師国家試験出題基準 令和5年版 ↗厚生労働省