基礎看護学 · 生活援助
食事援助と誤嚥の観察
食事には栄養摂取だけでなく楽しみや交流の意味がある。飲み込みの障害は窒息・肺炎・低栄養につながる。むせが目立たない誤嚥もあり、食後の変化を含めて評価する。
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。
原理をつかむ
食事には栄養摂取だけでなく楽しみや交流の意味がある。飲み込みの障害は窒息・肺炎・低栄養につながる。むせが目立たない誤嚥もあり、食後の変化を含めて評価する。 看護技術は、手順を覚えるだけでなく、対象者の反応に合わせて目的を達成する行為である。援助前の説明、実施中の観察、終了後の評価を一続きに考える。
観察で確かめる
覚醒、姿勢、口の動き、むせ、声の変化、呼吸、疲労、食事時間、実際の摂取量を観察する。 単発の値や一度の印象だけで判断せず、いつから、どの場面で変わったか、普段との差は何かを整理する。
場面から判断する
食事中に声が湿ったように変わり、咳と息苦しさが出た。 この場面では、いったん食事を止め、呼吸状態を確認して援助を求める。得られた情報と、その情報から考えたことを分け、対応後にも同じ観点で変化を確かめる。
安全と尊厳を守る
急いで食べさせたり、飲み込みを確認せず次の一口を勧めたりしない。食形態やとろみは個別評価に沿う。 わからない点や自分の役割を超える対応は、教員・指導者・担当者へ具体的に相談する。
他の学びとつなぐ
嚥下で気道を守る働きが低下すると、口腔内の物質が気道に入り誤嚥性肺炎の要因になるため、口腔と呼吸の観察を結ぶ。 このつながりを踏まえ、観察する理由を自分の言葉で説明すると、別の事例でも知識を使いやすくなる。
読んだ内容を、思い出せる知識に。
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医学・看護の学習資料を参照して作成した解説です。引用元の更新や授業での扱いも確認してください。
- 食事中にむせませんか? ↗国立長寿医療研究センター
- 看護師国家試験出題基準 令和5年版 ↗厚生労働省