老年看護学 · 栄養と生活機能
高齢者の低栄養と食支援
低栄養は、必要な栄養が得られない状態が続き、筋力や免疫、傷の回復などに影響する。高齢者では食欲だけでなく、嚥下、口腔、薬、気分、買い物や調理の難しさが食事量を左右する。
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。
原理をつかむ
低栄養は、必要な栄養が得られない状態が続き、筋力や免疫、傷の回復などに影響する。高齢者では食欲だけでなく、嚥下、口腔、薬、気分、買い物や調理の難しさが食事量を左右する。 高齢者では一つの問題が食事、活動、認知、社会参加へ波及しやすい。年齢だけで能力を決めつけず、普段の暮らしと本人が保っている力を出発点にする。
観察で確かめる
体重の推移、摂取量、口の痛み、むせ、食べる疲労、食事環境、食品を入手できる状況を確認する。 単発の値や一度の印象だけで判断せず、いつから、どの場面で変わったか、普段との差は何かを整理する。
場面から判断する
食事を残す高齢者が、義歯が痛くて噛みにくいと話した。 この場面では、食べられない原因を確認し、口腔と嚥下の評価や食形態の検討につなぐ。得られた情報と、その情報から考えたことを分け、対応後にも同じ観点で変化を確かめる。
安全と尊厳を守る
体重や血清アルブミンなど一つの値だけで栄養状態を決めない。嚥下の安全性と本人の好みを確認し、栄養職や歯科職と協働する。 わからない点や自分の役割を超える対応は、教員・指導者・担当者へ具体的に相談する。
他の学びとつなぐ
食形態は単に軟らかければよいわけではなく、口でまとめて飲み込む力との適合が必要になる。食事援助の観察が栄養評価の情報になる。 このつながりを踏まえ、観察する理由を自分の言葉で説明すると、別の事例でも知識を使いやすくなる。
読んだ内容を、思い出せる知識に。
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医学・看護の学習資料を参照して作成した解説です。引用元の更新や授業での扱いも確認してください。
- 老年内科部:老年症候群と多職種支援 ↗国立長寿医療研究センター
- フレイルについて ↗国立長寿医療研究センター
- 食事中にむせませんか? ↗国立長寿医療研究センター