基礎科学 · 研究計画と倫理
看護研究の倫理と参加者の権利
研究は新しい知識を得るために行うが、参加者の尊厳と安全、自由な意思を守ることが前提になる。診療上の同意と研究への参加は区別し、計画に応じた倫理審査、説明、情報管理の手続を確認する。
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。
原理をつかむ
研究は新しい知識を得るために行うが、参加者の尊厳と安全、自由な意思を守ることが前提になる。診療上の同意と研究への参加は区別し、計画に応じた倫理審査、説明、情報管理の手続を確認する。 科学的に考えるとは、一つの情報をそのまま結論にせず、どのように得られた情報かを吟味することでもある。根拠の強さと限界を言葉にして、看護の判断につなぐ。
観察で確かめる
研究目的、方法と負担、予測される利益と不利益、同意の方法、撤回、個人情報、利益相反を確認する。 単発の値や一度の印象だけで判断せず、いつから、どの場面で変わったか、普段との差は何かを整理する。
場面から判断する
患者が研究に参加しないと通常の看護を受けられないのではと心配している。 この場面では、参加は自由であることと不参加による不利益がないことを、承認された説明に沿って伝える。得られた情報と、その情報から考えたことを分け、対応後にも同じ観点で変化を確かめる。
安全と尊厳を守る
学生の小規模な調査でも無断で患者情報を集めない。適用される指針と施設の手続を確認し、同意の方法や撤回の扱いを独自に省略しない。 わからない点や自分の役割を超える対応は、教員・指導者・担当者へ具体的に相談する。
他の学びとつなぐ
研究では普段のケアとは異なる目的で情報を扱う場合がある。利用目的、同意、保存と共有の条件を確認することが個人情報の保護につながる。 このつながりを踏まえ、観察する理由を自分の言葉で説明すると、別の事例でも知識を使いやすくなる。
読んだ内容を、思い出せる知識に。
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医学・看護の学習資料を参照して作成した解説です。引用元の更新や授業での扱いも確認してください。
- 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針 ↗厚生労働省
- 看護職の倫理綱領 本文 ↗日本看護協会
- 医療・介護関係事業者の個人情報ガイダンス・令和8年4月一部改正 ↗個人情報保護委員会・厚生労働省