成人看護学 · 周手術期看護
静脈血栓と肺血栓塞栓症
下肢などの静脈でできた血栓が肺の血管へ運ばれると、肺循環が妨げられる。長い不活動や手術などが背景になるため、予防とともに突然の呼吸・循環の変化を早く捉える。
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。
原理をつかむ
下肢などの静脈でできた血栓が肺の血管へ運ばれると、肺循環が妨げられる。長い不活動や手術などが背景になるため、予防とともに突然の呼吸・循環の変化を早く捉える。 同じ病名でも、発症からの経過や臓器障害、治療内容、仕事と家庭の役割は異なる。検査値だけで患者像を決めず、本人の暮らしへの影響を合わせて考える。
観察で確かめる
活動状況、片脚の腫れや痛み、急な息切れ、胸痛、脈、血圧、意識、予防策の実施状況を確認する。 単発の値や一度の印象だけで判断せず、いつから、どの場面で変わったか、普段との差は何かを整理する。
場面から判断する
安静が続いた患者が離床時に突然息苦しくなり、胸痛を訴えた。 この場面では、肺血栓塞栓症を含む急変を疑い、直ちに応援を求める。得られた情報と、その情報から考えたことを分け、対応後にも同じ観点で変化を確かめる。
安全と尊厳を守る
腫れた脚を自己判断で強くもまない。予防用具や運動は病状と指示に合わせ、出血リスクも共有する。 わからない点や自分の役割を超える対応は、教員・指導者・担当者へ具体的に相談する。
他の学びとつなぐ
安全な範囲で活動を保つことは静脈のうっ滞を減らす支援になり、離床と血栓予防を関連づけて考えられる。 このつながりを踏まえ、観察する理由を自分の言葉で説明すると、別の事例でも知識を使いやすくなる。
読んだ内容を、思い出せる知識に。
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医学・看護の学習資料を参照して作成した解説です。引用元の更新や授業での扱いも確認してください。
- 肺血栓塞栓症 ↗日本呼吸器学会