まなびの脈

からだのしくみ · 心臓・血管・循環

微小循環・浮腫・リンパ還流

毛細血管での交換とリンパによる回収が、組織の栄養供給と間質液の量を調節する。

教材データ更新: · 出典参照済み/専門家による監修は未完了

看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。

リンパ系
リンパ系 · OpenStax College · CC BY 3.0 · 画像の出典
Original image, unchanged. English labels retained. 図中の言語は原資料に従います。
図の日本語ガイド

組織液の回収と免疫の場を、一枚の図で分けて読む。

Lymph nodes
リンパ節
Lymph node
リンパ節
Lymph vessel
リンパ管
Lymphatic capillary
毛細リンパ管
Blood capillary
毛細血管
Interstitial fluid
間質液
Tissue cell
組織の細胞
Thymus
胸腺
Spleen
脾臓
Bone marrow
骨髄
Tonsil
扁桃
Right lymphatic duct, entering vein
静脈へ合流する右リンパ本幹

右上の拡大図で、細胞の間にある間質液が毛細リンパ管へ入り、より太いリンパ管へ進む矢印を追います。リンパは最終的に静脈へ戻ります。血管から出た水分やタンパク質を戻す経路が妨げられると、組織に液がたまりやすくなります。

全身のリンパ節は管の途中にある免疫の場です。一方、脾臓は主に血液に関わる免疫や血球処理を担い、リンパ節とまったく同じ構造ではありません。腫れや浮腫は位置、左右差、痛み、熱感、経過を合わせて捉え、図の一か所だけから原因を決めません。

構造と役割

毛細血管の薄い壁を通って酸素、栄養素、老廃物が交換される。細動脈が流入を、細静脈などが流出を担う。水移動は静水圧、膠質浸透圧、透過性、内皮の性質などに影響され、単純な一本の管のモデルだけでは表せない。

しくみを順に理解する

毛細血管から間質へ出た水分やタンパク質の回収にはリンパ系が重要である。リンパ管は間質液を集め、リンパ節を経て静脈系へ戻す。正常の定常状態で、静脈側の毛細血管が全てを再吸収すると決めつけない。

ほかの機能との関係

浮腫は間質液が増えた状態で、静脈圧上昇、血漿タンパク低下、透過性亢進、リンパ流障害などで生じる。心不全、肝疾患、腎疾患、炎症では機序が異なり、見た目が同じ腫れでも対処は一様ではない。

看護につながる観察

部位、左右差、圧痕、疼痛、発赤、熱感、体重、呼吸症状を観察する。急な片脚の腫れを全身性浮腫と同じに扱わない。圧迫や挙上の適応は動脈血流や病態も確認し、指示された計画と合わせる。

理由から考えるミニケース

浮腫の機序として適切なのはどれか。 リンパ系は組織からの水分・タンパク回収に重要で、流れが妨げられると浮腫を生じうる。原因を機序ごとに考える。

読んだ内容を、思い出せる知識に。

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参考資料・出典

医学・看護の学習資料を参照して作成した解説です。引用元の更新や授業での扱いも確認してください。

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