薬理学 · 感染症の薬
抗真菌薬・抗ウイルス薬
真菌とウイルスで標的が異なることを理解し、長期治療と相互作用を支援する。
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。
作用を理解する
真菌は細胞膜や細胞壁を持つ真核生物で、抗真菌薬はエルゴステロール合成や細胞壁形成などを妨げる。ウイルスは宿主細胞を利用して増えるため、抗ウイルス薬は核酸合成など増殖過程の特定の段階を標的とする。一般の抗菌薬と同じ作用と考えない。
代表薬・臨床での位置づけ
アゾール系やキャンディン系などの抗真菌薬、アシクロビルなどの抗ウイルス薬が代表例である。適応は原因病原体、感染部位、免疫状態により異なる。予防目的の投与が行われる場合もあり、症状がないことだけで不要な薬と決めつけない。
有害作用と注意点
抗真菌薬では肝障害や相互作用、製品によっては腎障害や電解質異常に注意する。抗ウイルス薬にも腎排泄型があり、腎機能低下時の蓄積や神経症状が問題になる場合がある。薬効群全体に同一の副作用が起こると一括して説明しない。
看護で確認する情報
治療目的、免疫抑制の有無、腎肝機能、併用薬、発熱・局所症状の推移を確認する。静注薬では製品に指定された調製・投与時間を守る。原因病原体の検査結果と臨床反応を照合し、治療抵抗性や有害作用を多職種で検討できる情報を集める。
服薬支援につなげる
長期間の内服では服薬継続の負担や費用、生活上の困難を確認する。薬を突然中断したり他人へ渡したりしない理由を説明する。体調不良や新しい市販薬の希望を相談しやすくし、個別の感染対策と定期検査を継続できるよう支援する。
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医学・看護の学習資料を参照して作成した解説です。引用元の更新や授業での扱いも確認してください。
- Open RN 第3章 抗微生物薬 ↗Open Resources for Nursing / NCBI Bookshelf