まなびの脈

薬理学 · 精神・神経の薬

抗精神病薬と悪性症候群

受容体作用による効果と、運動・代謝・循環への影響を整理する。

教材データ更新: · 出典参照済み/専門家による監修は未完了

看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。

作用を理解する

多くの抗精神病薬はドパミンD2受容体への作用を持ち、セロトニン受容体などへの作用も薬剤によって異なる。一部には部分作動薬がある。幻覚や妄想などへの効果と同時に、運動調節やホルモン分泌など他の経路へ影響することが、有害作用を理解する手掛かりになる。

代表薬・臨床での位置づけ

統合失調症や、薬剤により双極症などで使用される。ハロペリドール、リスペリドン、アリピプラゾールなどは受容体作用と特徴が異なる。服薬の継続は再発予防に関わるが、症状を抑えるだけでなく本人が望む生活と有害作用の負担を含めて治療を評価する。

有害作用と注意点

錐体外路症状、アカシジア、眠気、起立性低血圧、体重増加や糖代謝異常などに注意する。高熱、筋強剛、意識変化、自律神経症状を伴う悪性症候群は緊急性が高い。薬剤ごとのリスクに差があり、すべての症状を原疾患の悪化と決めつけないことが重要である。

看護で確認する情報

精神症状と合わせ、歩行、表情、筋緊張、落ち着かなさ、血圧、体重、血糖、便通、必要な心電図を確認する。じっとしていられない訴えはアカシジアの可能性も考える。発熱と筋強剛などがあれば薬歴と投与変更時期を添え、直ちに専門的評価を求める。

服薬支援につなげる

本人が感じる眠気や体重変化、服薬への思いを聞き、生活上の問題を具体的に共有する。持効性注射剤でも継続した観察と相談は必要になる。急な自己中断や独自調整を避け、本人の意思を尊重しながら、継続可能な治療を多職種で相談する。

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参考資料・出典

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