薬理学 · 鎮痛・麻酔の薬
NSAIDs・アセトアミノフェン
鎮痛・解熱の効果を、有害作用、併用薬、臓器機能と合わせて評価する。
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。
作用を理解する
NSAIDsはシクロオキシゲナーゼを阻害し、プロスタグランジン産生を減らすことで鎮痛・抗炎症・解熱作用を示す。プロスタグランジンは胃粘膜保護や腎血流にも関わるため、同じ機序が有害作用にもつながる。アセトアミノフェンは主に鎮痛・解熱目的で使われる。
代表薬・臨床での位置づけ
ロキソプロフェンなどのNSAIDs、アセトアミノフェンは発熱やさまざまな痛みに用いるが、痛みの原因、炎症の有無、患者背景から選ぶ。鎮痛効果を評価する際は強さだけでなく、睡眠や移動など本人が望む活動の変化も見る。発熱を下げても原因疾患が治ったとは限らない。
有害作用と注意点
NSAIDsでは消化管障害・出血、腎機能への影響、体液貯留、過敏反応などに注意する。アセトアミノフェンでは過量や製品の重複などによる肝障害が重要である。市販の総合感冒薬にも成分が含まれる場合があり、商品名が違えば重複しないという理解は誤りである。
看護で確認する情報
疼痛の部位・性質・変化、体温、便の色、腹部症状、尿量、腎肝機能、併用薬を確認する。脱水や高齢、抗凝固薬併用などは安全性評価に関わる。鎮痛で動けるようになった効果と、ふらつきや出血などの有害作用を分けて把握して報告する。
服薬支援につなげる
必要時薬の目的、使用間隔などの処方内容、効果不十分時の相談方法を確認する。複数の市販薬を使う場合は成分一覧を薬剤師に見せるよう支援する。痛みを我慢させるのではなく、患者の目標を聞き、薬以外のケアも含めて安全に苦痛を軽減する。
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医学・看護の学習資料を参照して作成した解説です。引用元の更新や授業での扱いも確認してください。
- Open RN 第10章 鎮痛薬・麻酔薬 ↗Open Resources for Nursing / NCBI Bookshelf
- PMDA:市販薬使用時の注意 ↗厚生労働省 / 医薬品医療機器総合機構(PMDA)