薬理学 · 薬理の基礎
薬物動態:ADME
薬が体内のどこに、どれほど、いつ存在するかを吸収・分布・代謝・排泄から説明する。
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。
作用を理解する
薬物動態は、体が薬をどのように扱うかを時間とともに捉える考え方である。吸収で全身循環へ入り、血流と組織へ分布し、代謝によって別の物質となり、腎臓や胆汁などから排泄される。静脈内投与には吸収過程がないが、その後の分布や消失は起こる。
代表薬・臨床での位置づけ
抗菌薬、抗てんかん薬、鎮痛薬など同じ目的の薬でも、経路、剤形、代謝酵素、排泄経路は異なる。薬が作用部位へ到達する条件を理解すると、投与時刻、食事との関係、臓器機能を確認する理由が説明できる。血中濃度は効果を考える一つの情報である。
有害作用と注意点
腎機能低下で薬が蓄積したり、吸収低下で期待した効果が得られなかったりする場合がある。ただし血中濃度の上昇が常に症状に直結するとは限らず、活性代謝物、遊離型濃度、受容体の感受性も作用を左右する。副作用の原因を一因だけに決めつけない。
看護で確認する情報
投与前後の症状、投与記録、採血時刻、食事、嘔吐・下痢、尿量、腎肝機能を関連づける。患者が薬を受け取った事実と、実際に内服し吸収された事実は同じではない。効果不十分な場合は飲み忘れだけを責めず、体内での動きも検討材料として共有する。
服薬支援につなげる
薬の目的と用法を患者の言葉で説明してもらい、生活の中で継続できる方法を相談する。飲み忘れ時、嘔吐時、体調不良時の対応は薬ごとに確認しておく。学習上の動態の知識から個人の用量を独自に計算・変更せず、処方内容と専門職の判断につなげる。
読んだ内容を、思い出せる知識に。
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医学・看護の学習資料を参照して作成した解説です。引用元の更新や授業での扱いも確認してください。
- Open RN Nursing Pharmacology 2e 第1章 薬物動態・薬力学 ↗Open Resources for Nursing / NCBI Bookshelf