医療安全・感染 · 看護の観察と医療機器安全
経腸・排泄の器具:留置先と製品条件を確かめる
チューブは外観が似ていても、目的の臓器、留置する位置、固定する構造が違う。注入前の位置と使用中の状態変化を確かめる。
この教材で学ぶこと
経鼻栄養の位置確認
チューブ挿入時に聞こえる気泡音だけで、胃の中にあると確実に判断することはできない。施設で定めた位置確認を行い、判断がつかない状態では注入を進めない。栄養剤の注入前にも挿入長や目印のずれを確認し、挿入時に問題がなかったという理由で現在の位置確認を省かない。
つながることと正しい経路
経腸栄養のコネクタは、他の分野への誤接続を減らすよう形が分けられている。つながりにくい時に無理な改造や安易な変換を行うと、本来の予防の仕組みを壊す。使用目的、規格、接続先を確認し、適合する製品をそろえてから使用する。色や置き場所だけで経路を決めない。
尿道カテーテルのバルーン
抵抗なく挿入できても、バルーン全体が膀胱内にあるとは限らない。尿の流出が始まった時点でもバルーンは尿道内に残っている場合がある。製品と施設の手順に従って位置を確かめ、拡張時に抵抗があれば無理をせず中断して相談する。固定水の量や位置を独自に推測しない。
浣腸の体位と目視
立位でのグリセリン浣腸は、腹圧と直腸前壁の角度、目視の難しさから損傷につながることがある。できるだけ左側臥位で慎重に行い、抵抗に逆らって進めない。ストッパー付きの製品では、その部品が直腸内に押し込まれていないかを観察し、終了後の器具にも注意する。
胃瘻の使用期間と固定水
胃瘻カテーテルは形が似ていても製品ごとに使用期間と固定水の管理が異なる。交換予定日や管理方法は診療科、施設、在宅の支援者の間で引き継ぐ。バルーンの固定水が減るとカテーテルの脱落につながるため、製品指定の容量と確認・交換頻度に従う。全ての製品へ同じ値を当てはめない。
読んだ内容を、思い出せる知識に。
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参考資料・出典
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。
医学・看護の学習資料を参照して作成した解説です。引用元の更新や授業での扱いも確認してください。
- PMDA医療安全情報No.42:経鼻栄養チューブ取扱い時の注意について ↗独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)内容照合:2026-10-16
- PMDA医療安全情報No.58改訂版:誤接続防止コネクタの導入について(経腸栄養分野) ↗独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)内容照合:2026-10-16
- PMDA医療安全情報No.54:膀胱留置カテーテルの取扱い時の注意について ↗独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)内容照合:2026-10-16
- PMDA医療安全情報No.34:グリセリン浣腸の取扱い時の注意について ↗独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)内容照合:2026-10-16
- PMDA医療安全情報No.72:胃瘻カテーテル取扱い時の注意について ↗独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)内容照合:2026-10-16