基礎科学 · 絶対リスクと相対リスク
絶対リスクと相対リスク:半分という言葉を確かめる
リスクが半分になったという説明だけでは、実際に何人の変化があったかはわからない。元のリスクが高い場合と低い場合では、同じ割合の減少でも絶対的な人数の差が異なる。
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。
構造・背景をつかむ
リスクが半分になったという説明だけでは、実際に何人の変化があったかはわからない。元のリスクが高い場合と低い場合では、同じ割合の減少でも絶対的な人数の差が異なる。
しくみとつながり
架空の演習で発生率が10%から5%になれば、相対リスクは0.5、絶対リスク減少は5ポイントとなる。1%から0.5%でも相対リスクは0.5だが、絶対差は0.5ポイントである。
比較して整理する
パーセントの差と相対的な割合を同じ言葉で伝えると誤解を生みやすい。比較する群の人数、観察期間、対象条件、何が起きたかをそろえて読む。数字が大きく見える表現だけを選ばない。
看護で観察する
治療の説明では利益だけでなく有害作用、費用、負担、本人の価値観も合わせて考える。同じ平均的な効果でも、本人の状態と研究対象が異なればそのまま当てはまらないことがある。
学びを場面に結ぶ
教材では100人や1000人あたりの人数に直して示すと、割合の意味を確認しやすい。数値は理解を助ける道具であり、研究の質や不確実性を置き換えるものではない。
読んだ内容を、思い出せる知識に。
アプリではこの教材に関連する3問の問題と、用語の解説・書き込み・PDF出力を利用できます。
アプリでこの項目を復習する →関連する知識
基礎科学の教材をすべて見る →参考資料・出典
医学・看護の学習資料を参照して作成した解説です。引用元の更新や授業での扱いも確認してください。
- エビデンスを活かした健康づくり編 vol.3 ↗厚生労働省
- Minds診療ガイドライン作成・基礎資料 ↗日本医療機能評価機構 Minds