病態と治療 · 血栓と塞栓
血栓と塞栓:できた場所と詰まる場所
血栓は血管や心臓の中で血液が固まってできた塊である。塞栓は血流に運ばれた物質が別の血管を詰まらせることで、血栓の一部が塞栓となる場合がある。できた場所と詰まる場所を分けて考える。
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。
構造・背景をつかむ
血栓は血管や心臓の中で血液が固まってできた塊である。塞栓は血流に運ばれた物質が別の血管を詰まらせることで、血栓の一部が塞栓となる場合がある。できた場所と詰まる場所を分けて考える。
しくみとつながり
下肢の深部静脈にできた血栓が移動すると、右心系を通って肺動脈を閉塞しうる。左心系にできた血栓は体循環へ流れ、脳などの動脈を閉塞しうる。流れる経路の違いが症状の場所につながる。
比較して整理する
すべての塞栓が血栓とは限らず、空気や脂肪なども原因になる。静脈と動脈の違い、心臓の右側と左側を整理すると、同じ「詰まる」という表現でも影響を受ける臓器が違うことが理解できる。
看護で観察する
片脚の腫れや痛み、突然の呼吸困難、胸痛、神経症状などの変化に注意する。ただし症状が揃わない場合もあり、危険な変化を一つの診断に決めつけず、早く状態を評価して報告する。
学びを場面に結ぶ
予防はリスクと禁忌に応じた活動、機器、薬剤などを組み合わせる。学生が独断で脚を強く揉むなどの対応をしない。血流の図と模型で移動の道筋をたどり、症状の理由を説明する。
読んだ内容を、思い出せる知識に。
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