成人看護学 · 呼吸器の看護
喘息:症状と気道炎症
喘息では気道の炎症を背景に気道が刺激に反応しやすくなり、狭くなることで咳、喘鳴、息苦しさが起こる。発作がない時間にも炎症が続くことがあり、症状の軽減だけで管理を終えない。
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。

Original image, unchanged. English labels retained. 図中の言語は原資料に従います。
図の日本語ガイド
空気の通り道と、胸郭内で呼吸運動を支える構造をたどる。
- Nasal cavity
- 鼻腔
- Nostril
- 鼻孔
- Oral cavity
- 口腔
- Pharynx
- 咽頭
- Larynx
- 喉頭
- Trachea
- 気管
- Right main bronchus
- 右主気管支
- Left main bronchus
- 左主気管支
- Right lung
- 右肺
- Left lung
- 左肺
- Diaphragm
- 横隔膜
鼻腔または口腔から、咽頭、喉頭、気管、左右の主気管支へと空気の経路を追います。前から見た図なので、右肺は画面の左にあります。太い気道は空気を運ぶ部分で、肺の中のすべての場所が同じようにガス交換を行うわけではありません。
肺の下にある横隔膜に注目します。安静時の吸気では横隔膜が収縮して下がり、胸腔が広がることで空気が入りやすくなります。呼吸を見るときは回数だけでなく、胸と腹の動き、左右差、補助筋の使用も確認すると、空気を動かす負担を考えられます。
原理をつかむ
喘息では気道の炎症を背景に気道が刺激に反応しやすくなり、狭くなることで咳、喘鳴、息苦しさが起こる。発作がない時間にも炎症が続くことがあり、症状の軽減だけで管理を終えない。 同じ病名でも、発症からの経過や臓器障害、治療内容、仕事と家庭の役割は異なる。検査値だけで患者像を決めず、本人の暮らしへの影響を合わせて考える。
観察で確かめる
呼吸の努力、会話のしやすさ、夜間や早朝の症状、誘因、吸入方法、治療継続、普段との違いを見る。 単発の値や一度の印象だけで判断せず、いつから、どの場面で変わったか、普段との差は何かを整理する。
場面から判断する
息苦しさが強く、一息で話せる言葉が少なくなっている。 この場面では、重い呼吸障害の可能性として直ちに状態を共有し、応援を求める。得られた情報と、その情報から考えたことを分け、対応後にも同じ観点で変化を確かめる。
安全と尊厳を守る
喘鳴の大きさだけで重症度を決めない。処方薬を症状がないからという理由だけで中断するよう勧めない。 わからない点や自分の役割を超える対応は、教員・指導者・担当者へ具体的に相談する。
他の学びとつなぐ
気道狭窄で換気が妨げられるため、酸素の指標だけでなく会話・呼吸努力・意識を合わせて評価する必要がある。 このつながりを踏まえ、観察する理由を自分の言葉で説明すると、別の事例でも知識を使いやすくなる。
読んだ内容を、思い出せる知識に。
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- 気管支ぜんそく ↗日本呼吸器学会