薬理学 · 内分泌・呼吸の薬
吸入ステロイドと喘息の継続治療
気道炎症を抑える維持治療の目的を、吸入手技と局所有害作用から理解する。
看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。
作用を理解する
吸入ステロイドは気道へ薬を届け、炎症細胞や炎症性物質の働きを抑える。気道平滑筋を直ちに弛緩させる作用だけを狙う薬とは異なり、症状や増悪を長期に抑える治療の柱になる。症状がない時も炎症が残る場合があり、維持治療の意味を説明する必要がある。
代表薬・臨床での位置づけ
ブデソニド、フルチカゾンなどがあり、β2刺激薬などとの配合剤も使われる。喘息とCOPDでは吸入ステロイドの位置づけや対象が同じではない。発作時にも用いる治療計画がある配合剤については製品と処方内容を確認し、全吸入剤に同じ使用法を当てはめない。
有害作用と注意点
口腔カンジダ症、嗄声、咽頭の刺激などの局所有害作用に注意する。全身性作用は経口薬より抑えられることが多いが、用量、使用期間、併用薬などで影響が変わる。COPDなどでは肺炎のリスクも考慮する必要があり、発熱や呼吸症状を経過と合わせて評価する。
看護で確認する情報
日中・夜間症状、増悪頻度、頓用薬の使用、吸入手技、口腔所見、声の変化を確認する。残薬が多い場合は理解不足と決めつけず、操作の難しさ、費用、生活時間、副作用への不安を尋ねる。息苦しさが増している場合は治療計画に沿って早期に相談する。
服薬支援につなげる
吸入後のうがいなど製品ごとの口腔ケア、スペーサーの適否、機器の管理を確認する。調子がよい日も継続する理由を本人の言葉で説明してもらう。維持薬と症状時の薬を識別できるよう支援し、変更や中止は個人の治療計画を確認して行う。
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医学・看護の学習資料を参照して作成した解説です。引用元の更新や授業での扱いも確認してください。
- Open RN 第5章 呼吸器系の薬 ↗Open Resources for Nursing / NCBI Bookshelf