まなびの脈

薬理学 · 内分泌・呼吸の薬

全身性副腎皮質ステロイド

抗炎症・免疫抑制作用と、生理的な副腎機能への影響を合わせて理解する。

教材データ更新: · 出典参照済み/専門家による監修は未完了

看護学生の学習を補助する教材です。専門家による全項目の監修は完了していません。授業・教科書・最新の資料と照合し、診断や治療の判断には使用しないでください。

コルチゾール:上流と下流をつなぐ
コルチゾール:上流と下流をつなぐ · まなびの脈 · 独自制作 · 画像の出典
独自に作図・アニメーション制作。臨床画像や実際の反応時間の再現ではありません。

作用を理解する

糖質コルチコイドは細胞内受容体を介して遺伝子発現などを変え、炎症性物質や免疫反応を抑える。代謝、骨、循環などへの作用も持ち、炎症だけに限って働く薬ではない。外からの投与が続くと、視床下部・下垂体・副腎系の分泌調節が抑制されることがある。

代表薬・臨床での位置づけ

プレドニゾロンなどは自己免疫疾患、炎症性疾患、アレルギー性疾患など多くの場面で使われる。作用の強さ、持続、投与経路は製剤で異なる。副腎不全で不足を補う目的と、炎症を抑える目的を区別し、疾患活動性と治療目的を理解して観察する。

有害作用と注意点

感染、高血糖、消化器障害、骨粗鬆症、筋力低下、精神症状などに注意する。感染時の発熱や炎症反応が目立ちにくい場合があり、熱がないだけでは安心できない。投与歴によっては急な中止が副腎不全につながるため、自己中断を避ける必要がある。

看護で確認する情報

体温だけでなく局所症状、全身倦怠感、血糖、血圧、浮腫、体重、睡眠や気分、骨折・転倒リスクを確認する。長期使用の有無や最近の減量歴は、体調急変時にも重要な情報である。効果と有害作用が同時に生じうるため、症状軽快だけで観察を終えない。

服薬支援につなげる

感染予防、体調変化の連絡、処方された服用計画の確認を支援する。手術や重い体調不良の際はステロイド使用歴を伝える。減量や中止の手順は処方医が病態と投与歴から決めるものであり、患者に個人の判断で調整させず、必要な相談先を明確にする。

動きで確かめる

コルチゾール:上流と下流をつなぐ · まなびの脈 · 独自制作
日本語の模式アニメーション。時間・濃度・大きさは定量的に再現していません。 · 映像の参考資料
動画の内容を文章で読む

視床下部:CRHを放出。日内リズムやストレスなどが調節に関わります。

下垂体前葉:ACTHを分泌。ACTHが副腎皮質へ、血流で届きます。

副腎皮質:コルチゾールを分泌。副腎皮質でつくられるコルチゾールが増えます。

全身の組織:代謝・ストレス応答。コルチゾールは上流へ負のフィードバックを返します。

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参考資料・出典

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